値下げしました！バルーチ族のアンティーク絨毯です。家畜の背にかけて荷物を運ぶ鞍掛袋を解いたバッグフェイスのようですが、左右に貝殻をつけた網紐があることから、「背負子」だったかもしれません。大体の大きさ: タテ80cmヨコ80cmですが、手織りなので完全な長方形ではありません。素材: 古いバルーチ絨毯はたいてい良質の羊毛が使われていますが、このピースのウールも柔らかくてツヤツヤで、ずっと撫でていたくなる手触りです。絨毯をたわませた写真も載せていますので、羊毛のツヤや染色の美しさをご覧ください。色: 暗い色調なので写真がわかりにくいのですが、こげ茶をベースにインディゴと茜でダイヤモンド柄が織り込まれ、白がアクセントに使われています。特徴: ほんの少しですが、上の方のダイヤモンド柄の中心の白糸にシルクが使われていることや、上部の浮き綾織、もじり織り、両脇のインディゴと茜の色糸による飾り織りなど、手の込んだ技法が駆使されていることから、お嫁入り道具といった渾身の作品のように思われます。年代: 日光に強い天然の茜が、表面は「暗い枇杷色」のように変化していることからも相当古い物だと思います。部族絨毯は総じて古いものほど、羊毛の質・染色・織りの技術が優れています。おそらく19世紀末のもので、120年は経っていると思います。コンディション: 以下のように多少の難ありです1. パイルは比較的良い状態で残っていますが、鉄媒染が使われたと思われる茶色の糸のすり減りがあります。(写真9,10)2. 左右の飾り織りの部分で傷んでいる箇所がいくつかあります。特に向かって右側の方は、補修跡が目立つ部分がありますので、写真をご参照ください。(写真9,10)3. 裏面の下に、少しボンドのようなものが付着しています。購入した後に洗いましたが、これ以上取れません。(写真8)このようにコンディションに難はありますが、コレクターから「暗闇に光るダイヤモンド」とも謳われるバルーチ絨毯の醍醐味が味わえるピースです。新品の絨毯とは違う、年月を経たモノ独特の味わいを愛でてごいただける方、よろしくお願いいたします。#トライバルラグ#部族絨毯#アンティーク絨毯#ビンテージラグ#キリム